ホクトスルタン閣下が阿寒湖特別を快勝

　本日（8月25日）の札幌11R阿寒湖特別（3歳上1000万）で、ホクトスルタン閣下が大きな大きな3勝目を手に入れました。
　レースは注文をつけてハナを主張する馬が現れ、「前を追いかけてしまう」という気性的な脆さを持つスルタン閣下には嫌な展開で幕を開けました。
　スルタン閣下はスタート直後こそ逃げ馬の背後で控える構えを見せましたが、やはり完璧に折り合うまでは至らずやや強引な形でハナを奪い返す厳しい競馬に。
　あわや暴走とも言える形で最初の4コーナーに進出していきましたが、そこは名うての名手横山典弘。
　1周目のスタンド前であっさりと折り合いを付けるとスルタン閣下を気持ちよく走らせ、まんまとマイペースの競馬に持ち込むことに成功します。
　折り合いをつけてからのラップタイムは 12.9 - 13.1 - 13.0 - 13.4 - 13.3 - 13.0。
　こうなればレースは閣下のもの。後半3ハロンを 11.8 - 11.6 - 11.8 と11秒台を3つ並べてきっちりと後続を完封しました。
　今日はまさにノリの巧さが光り、そしてその腕にしっかりと応えた閣下もまた見事でした。
　そして今日の快勝に思うのは、中一週で挑むはずだったラジオたんぱ賞を使わなかった加藤和宏師の決断がいかに素晴らしかったかということ。
　師が閣下に馳せていた想いをしっかりと感じ、そして感謝しながら、これからも閣下を応援していければいいなと思います。