Preview :: 己に潜む弱き心に打ち勝った先に栄光は待つ

　トライアルから皐月賞、ダービー、そしてひと夏越しての神戸新聞杯と、オルフェーヴルは闘うたび、勲章を手にするたびに凄みを増してきた。今や日本でスタミナを一番要求されるのは東京の2400で、スローペース必死のこの一戦における最大の敵は自分自身。唯一の弱点ともいえる気性的な難しさを三度克服した時、7頭目の偉業は果たされる。
　そのオルフェーヴルに待ったをかけたいフェイトフルウォーは、秋初戦で春の悪い流れを断ち切った。いまだ力差に開きはあるものの、競馬に絶対の二文字はない。
　新たに書き込まれる歴史は、伝説か、それとも波乱か。

Review :: 偉業なる

　オルフェーヴルが見事に三冠。この後はJC へ向かうだろうが、来年は何としても海外へ行ってほしい。
　メジロマリアンは鼻出血を発症。
　2歳の2頭は使いながら確実に良化中。すぐに順番がまわってきそう。