レース後評

果敢にハナを切り、マイペースの逃げから坂下で二の足を繰り出し後続を振り切りにかかったエポカドーロ。残り200m の段階では「勝った」と思ったが、福永祐一騎手の思いや意地が、ゴール前の半馬身に繋がったのかもしれない。今回も皐月賞馬とは思えない人気のなさだったが、立派なレースで力を見せての2着。胸を張って世代最高峰として、リベンジの秋へのぞむ。
トゥラヴェスーラは後方から脚を伸ばして2着同着。やはり力を持っている馬だし、今後が楽しみになってきた。
相変わらずイマイチだったリュミエールドールは、やっぱりもう一押し足りなかったが、今日はアトムアストレアがいいレースで先へのぞみをつないだ。道中は中団後方だったが、直線はじわじわといい脚を伸ばしてきた。このまま順調に使っていければ。

レース前短評

エポカドーロは2冠制覇目指して府中の杜で駆ける。相変わらず人気はあまりなさそうだが、運だけでクラシックを取れた馬などほとんどいないことは歴史も証明している。自分でレースを作れることは大きな武器で、今回もきちんと力を出し切ってタイトルをもぎとってくれるはずだ。
土曜にはドリームジャーニー産駒、トゥラヴェスーラが重賞に挑む。少し出世に時間はかかったが、デビュー戦は素晴らしい内容だったし、ここで一気の重賞制覇も何ら疑問に思わない。楽しみにしたい。
東京ではシャープシューターが2連勝を目指す。転入初戦であっさりと勝利を手にしたが、これぐらいやれて当然の間隔はある。ボウマンを配し、昇級初戦でも勝利への欲求は見える。期待したい。
日曜日の京都では善戦イマイチさんのリュミエールドールが、いい加減500万脱出を狙う。いい加減勝って欲しい 笑