レース後評

スプリングS(GII)に出走したタガノディアマンテは、中団後方よりのポジションから直線で外目を良く差し込んできたが4着まで。もう少し位置を取れてもいい馬に思えるが、本番に向けてはこれぐらいの負け方がいいのかもしれない。相変わらず力が人気に反映されないが、本番では人気薄が逆に味方をしてくれそうだ。
モアニケアラは最後方から直線だけで5着にまで押し上げてきた。初挑戦のオープン戦でこの内容は立派。7歳の牝馬だけに今後どうするか分からないが、現役を続けるにしても楽しみかもしれない。

レース前短評

オルフェーヴル産駒の2頭、ミモザイエローがフラワーC(GIII)に、タガノディアマンテがスプリングS(GII)に挑戦する。
タガノディアマンテはデビューからあまり人気がないが、評判馬相手に引けを取らない走りを見せてきた。昨年のエポカドーロ同様、人気と実力が合致しないタイプだが、高い素質を持っている馬だ。内容と結果を残して、堂々と皐月賞へと駒を進めたい。
一方のミモザイエローもなかなか良い素質を持った馬で、前走もほぼ勝ちに等しい内容だった。混戦模様のレースで、浮上のチャンスは少なくはなさそうだ。
ドリームジャーニー産駒のザイツィンガーは、中京のファルコンS(GIII)に出走する。前走ははじめての芝だったが、最後はなかなか良い脚を使っていたし、ハマればひょっとしての期待感はある。
マックイーンの孫たちは、前走単勝万馬券の激走を見せたモアニケアラが、はじめてのオープン戦に挑む。明けて7歳の牝馬。ここがもしかしたらラストランかもしれない。再びの大駆けを期待。