レース後評

レース前短評

まだ28日の開催が残されているが、気分としてはやはり締めのレースとなる有馬記念。今年はウインキートスとメロディーレーンが出走する。
前走は外枠発走だったこともあり少しポジションが後ろになり、また終始外々を回らせた影響もあったせいか、直線での伸びがもうひとつだった。それでも2着とはそれほど差のない競馬で、臆することなくここへ送り出せる。今更言うまでもなく中山コースは大得意で、枠も恵まれた。今回はうまく立ち回って「あっ」と言わせたい。
メロディーレーンは春に続いて意欲のGI 挑戦。さすがに牡馬相手の定量戦だとなかなか見せ場を作るのも厳しいが、前走はとても強い内容で一発の期待感はある。有馬記念で大穴と言えばほろ苦い記憶が蘇ってくるが、ダイユウサクの再現を目指す。
今週の中山は有馬記念と同じ芝2500m のレースが、有馬を含めて三つ行われるが、そのいずれのレースにもオルフェーヴルとゴールドシップの子供達がスタンバイ。
「やっぱりグランプリ血統だったか......」日曜の夕刻にはそんな会話があちらこちらから聞こえてくるかもしれない。