レース後評

レース前短評

シャインガーネットとトゥラヴェスーラが、高松宮記念でGI制覇を狙う。
ここまでじっくりと大切に使われてきたシャインガーネットは、3歳春のマイルカップ以来となるGI挑戦。前走の末脚も素晴らしく、確固たるチャンピオンのいないこの舞台でならばと力が入る。初重賞制覇を飾った地で、さらなる輝きを放ちたい。
長期休み明けも何のその、しっかりと能力を見せてくれたトゥラヴェスーラ。昨年は「あっ」と驚く激走だったが、元々期待の高かった馬でもあり、ようやく軌道に乗ってきた印象が強い。7歳の春だが遅咲きのスプリンターが、自身、父、そして鞍上のためにも、悲願であろうビッグタイトル獲得へ乾坤一擲の末脚を繰り出す。
土曜の中山、日経賞でウインキートスが今季初戦を迎える。有馬記念は厳しい競馬になったが、持ち前の立ち回りのうまさが活かせれば、牡馬相手にだってひけを取らないのはこれまでの実績で証明済み。牝馬の中長距離馬ということで、春の目標が定めづらいが、レース後勇躍「次は春天へ」。そんなコメントが飛び出すようなレースを期待したい。