レース後評

レース前短評

日曜の新潟メイン新潟記念には充実の秋を目論むイクスプロージョンとディアマンミノルが出走する。
オープンの壁も何のその、前走連勝でオープン特別を一気に打ち抜いたイクスプロージョンは、一気呵成に重賞初制覇を狙う。出世こそ遅れた期待の良血馬だが、今季の躍進目覚ましく、いよいよ重賞に手が届くところまでやってきた。ここも勝てれば、秋は当然王道が待っている。楽しみな一戦。
一方のディアマンミノルもここにきて充実期到来の予感プンプン。大阪―ハンブルクカップの末脚も見事だったが、目黒記念も大外からよく脚を伸ばしていた。オルフェーヴル産駒の特徴でもあるしぶとい成長力を味方に、重賞初制覇を狙う。
土曜の札幌ではゴールドシップ産駒のフェアエールングが、無傷の連勝で重賞制覇を目指す。デビュー戦は若さをのぞかせながらも、直線は追えば追うだけ伸びそうな力強さを見せてくれた。相手関係は分からないが、素質は十分に通用するはず。期待は大きい。
日曜の小倉2歳ステークスには、キモンクイーンの仔シルフィードレーヴがスタンバイ。初陣は人気こそなかったが、レースは終始外を周りながらもなかなか強い競馬だった。1戦1勝だけにこちらも相手との実力差は未知数だが、ローリエの一族としては直仔ラブイズブーシェ以来となる重賞制覇を期待したい。
「おおっ！？！？」と驚いたのが、札幌でデビューするテナシティー。アルスノヴァの仔にレジェンドとはあまりに煌びやかで目が眩む。まったく予想だにしていなかったコンビ結成だが、先々まで乗ってくれるような内容を見せてもらいたい。