レース後評

レース前短評

伝統の古馬重賞オールカマーにウインキートス、ヴェルトライゼンデ、ソーヴァリアントが出走する。
ウインキートスは前走の目黒記念で、久しぶりに良さを発揮して僅差の3着。長距離系牝馬にとって適鞍があまりないのはかわいそうだが、それだけに大目標のエリザベス女王杯へいい形で向かいたいところ。中山コースは相性も良く、まずはここで同期の三冠牝馬を打ち破りたい。
1年4カ月の復帰戦で見事重賞初制覇を成し遂げてみせたヴェルトライゼンデは、焦らずにここまでじっくりと待機してこの秋の初戦を迎える。屈腱炎を患った馬だけに、どこまでその脚が持つかわからないが、何としてもGIを奪ってほしい一頭。期待は大きい。
昨年暮れのチャレンジカップで鮮烈な勝ち方を見せてくれたソーヴァリアントは、その後の骨折で9ヶ月ぶりの実戦復帰。成長期の骨折は心配だが、ポテンシャルの高さは今更疑いようがない。長い休みを経てなおそのパフォーマンスが落ちない、あるいは上げてくるなら、この秋の主役は決まりだろう。楽しみにしたい。