レース後評

レース前短評

オルフェーヴルの仔らしく、6歳にしてなお活気を失わないクリノプレミアムが昨年2着の雪辱を期する。中山牝馬ステークスではスルーセブンシーズに一気に来られた割に、直線も頑張って粘っていた。福島コースは実績も十分。しっかりとここで力を見せたい。
前走で連勝が止まってしまったウインピクシスは「スタートでトモを滑らせた」とのことで、リズムを悪くしてしまったことが大きな敗因だったよう。鞍上は昨年11月の勝利時に「来年の福島牝馬ステークスをイメージして乗った」と語っており、ここは待ちに待った舞台だろう。巻き返しを大いに期待したい。
スライリーは前走に復調気配がぷんぷん。前に離されはしたが直線の伸び脚は悪くなかった。ここでも良い競馬をして、順調に成績を右肩上がりにしたいところだろう。
日曜日のオークストライアルにはゴールドシップ産駒3頭がスタンバイ。
フラワーカップでも好走したゴールデンハインドはここまで掲示板を外したことがなく、安定した走りを見せてくれている。重賞でもやれることは前走でも証明済みで、ここは最低でもオークス出走権を確保したい。
安定感ではマンマリアーレも負けていない。メンバー中最多のキャリアを活かして、上位を伺う。
逆にイトカワサクラは未知の魅力に溢れた馬。前走の勝ちっぷりはなかなか強烈で、「ここでも！」と力が入るのは当然のことだろう。どんな競馬をしてくれるか楽しみだ。
京都で行われるマイラーズカップにはザイツィンガーが出走する。前走は馬場状態が合ったにせよ、なかなかの粘り腰だった。ここにきて馬が良くなってきたかもしれないし、どこまでやれるか注目したい。
重賞組以外では、土曜日の京都でおよそ2年ぶりの復帰を果たすゲヴィナーが気になる。
常識的には厳しいかもしれないが、1勝クラスなら素質であっさり......なんて期待も持ちたくなる良血馬。まずは無事に、が前提になるが良い結果を待っている。