レース後評

レース前短評

いよいよウシュバテソーロがブリーダーズカップクラシックに出走する。
同一年度にドバイワールドカップとブリーダーズカップクラシックを制覇することは、Cigar やSilver Charm、Curlin、Arrogateといった数々の名馬ですら成し得なかった栄光で、ウシュバテソーロは歴史的偉業に挑戦することになる。前走も圧倒的なパフォーマンスで、どんな壁だろうが不安より楽しみの方が大きく膨らんでいる。今回も強烈な末脚で世界にその名を轟かせてほしい。
土曜日の京王杯2歳S ではコラソンビートが初重賞制覇を狙う。とても良い末脚の持ち主で、ナナオに続いて桜花賞路線に乗ってきてほしい一頭。ここも期待は大きい。
ウシュバテソーロの強さに酔いしれている日曜日のアルゼンチン共和国杯には、ヒュミドールとプリュムドールがスタンバイ。
春天のヒュミドールはレジェンドの長手綱で気持ち良さそうに走っていたが、勝負所でタイトルホルダーがずるずる下がってきたのが痛かった。ここは骨折休養明けになるが、前走のようにピタリと折り合えばダイヤモンドステークスの再来は十分期待できるはず。力を示すチャンスだ。
プリュムドールは昨年のステイヤーズステークス以来となる復帰戦。脚元の不安からここまで時間がかかってしまったが、力は持っている馬。まずは無事の完走を祈りつつ、常識を覆す「あっ」と驚く激走も期待したい。