ジョッシュが登録を抹消

諦めないことの大切さを教えてくれたのはあなたでした

　10月16日付けでジョッシュがJRA 登録を抹消しました。
　ジョッシュは2001年の1月にデビュー。JC馬ホーリックスの甥っ子として期待は大きかったのですが、7戦して未勝利のまま2003年の5月に障害へ転向。
　しかしそこでも初勝利の日はなかなか訪れず、未勝利馬のまま1年、2年と時は流れ、いつ引退してもおかしくない状況に思われましたが、陣営は決して諦めず。
　関係者の熱意にジョッシュも少しずつ成績を上げていき迎えた昨年9月、8歳の秋。それは障害転向29戦目のこと。
　中山の急坂を独走で乗り越え、遂に訪れた初勝利の瞬間でした。
　その後は休養に入り、今年の9月に復帰するもOPの壁は厚く、3戦して大敗が続いていました。
　競争成績は39戦1勝（うち障害32戦1勝）。
　生涯で手にしたのはたった一つの勝利でしたが、それは「決して諦めない」ことの尊さ、偉大さを証明する、大きな大きな勲章だったように思います。
　年齢などを考慮すると、このまま引退することが濃厚ですが、これまで頑張ってくれたジョッシュ、そして勝利の夢を諦めなかった関係者の方々に贈る言葉として相応しいのは、きっと「おつかれさま」よりも「ありがとう」。