トウショウヘリオスが道営記念〔Ｈ１〕で奮闘を見せる

大願成就は来年に持ち越しも価値ある4着

　ホッカイドウ競馬の1年を締めくくる第51回道営記念〔Ｈ１〕（ダンスインザダーク賞）が、本日20日に門別競馬場で行われ、我らがトウショウヘリオスが悲願の重賞制覇の願いを抱え出走しました。
　人気を背負う各馬がスタートから早め早めの競馬を展開する中、5番人気に支持されたトウショウヘリオスも気合を付けながら4、5番手を追走。
　絶好位を追走しながらも、勝負どころにかけて徐々に手応えが怪しくなるのはいつものこと。長い間コンビを組んでいる馬渕騎手も無抵抗なまま白旗を上げるわけもなく、懸命にヘリオスを励まし続けると、何とか前に離されることなく踏ん張りきって直線へ。
　右前に2頭、左前に3頭。その間を勇躍突っ込むトウショウヘリオス。
　その構姿は実に力強く、逞しく。ゴールが近づくに連れ確実に前との差はなくなり、それでもなかなかその差は埋まらず。ジリッジリッと前に迫るヘリオスの姿に思わず拳に力が入るも、彼の外からスパッと現れた影に覆い隠されたところがゴールでした。
　結果は昨年と同じ4着でしたが、充実感も内容も今年の方が上。
　彼の元に勲章はまたも届きませんでしたが、今年一年の活躍、とりわけ札幌日経OP で見せた感動的な走りや今日の競馬は、トウショウヘリオスの名とともにいつまでも自分たちの記憶に残るはず。
　多くの人の記憶に刻まれる。
　それはもしかしたら競走馬にとっては何よりの勲章かもしれません。
　今年一年のトウショウヘリオスの走りと陣営の頑張りに感謝です。ありがとうございました。