マック最後の仔、メジロイングリッドとメジロチェスターが馬名登録

想いを、気持ちを、託す最後の子どもたち

　日本軽種馬登録協会の血統登録が更新され、メジロ牧場の生産馬たちが馬名登録されました。
　マックにとって最後の世代となる2007年産は、シェアザハートの仔がメジロイングリッド、メジロスノーシューの仔がメジロチェスターと、それぞれ登録されています。
　メジロイングリッドは2007年2月10日生まれで鹿毛の牝馬。母のシェアザハートはブライアンズタイムの仔で、祖母ディスタントはCaerleonの全妹という良血馬です。
　メジロチェスターは2月16日生まれ。正真正銘最後のマックっ子で、最後の牡馬となります。毛色は鹿毛にでましたが、母のメジロスノーシューはエルコンドルパサーとメジロラモーヌの仔というメジロ牧場がぼくたちに贈ってくれた渾身の配合馬で、マックの血を後世へ繋ぐに十分な資格を持った馬と言えそうです。
　泣いても笑っても、これが最後の世代。
　決して慌てずに、じっくりと、深く味わうように、みなさんと共に最後のマックっ子達を見守っていきたい気持ちでいっぱいです。
　なおこの年代のメジロ牧場の馬名テーマは、牡馬が「アメリカの歴代大統領」、牝馬が「女優」の名前。
　メジロイングリッド Mejiro Ingrid は、『カサブランカ』、『誰が為に鐘が鳴る』、『オリエント急行殺人事件』などの出演で有名なオスカー女優イングリッド・バーグマンから、メジロチェスター Mejiro Chester はアメリカ合衆国第21代大統領チェスター・アラン・アーサーから命名されたと思われます。