おかえりなさい。レオタツオーが待望の中央再転入

彼を信じ、彼に夢を託してくれた陣営に拍手

　9月17日付けでレオタツオーが中央に再登録されました。
　レオタツオーは、美浦の加藤和宏厩舎の所属馬として2006年にデビュー。当時、加藤厩舎に在籍していたホクトスルタンと同様に、大切に大切に使われていき、あともう少しで初勝利をあげられるところまでいきましたが、翌年の9月にJRA 登録を抹消、南関東の船橋競馬へ転籍しました。
　中央での走りを考えれば、南関東での初勝利、中央再転入は時間の問題と思われましたが、事はそう簡単に運ばず、善戦を続けるも勝ち切れな競馬を重ねていくうちに少しずつ成績が降下。流れ落ちていくように今年の5月には名古屋へ移籍していました。
　しかし6月に笠松でようやく、本当にようやく初勝利をゲット。そしてそのまま待ちに待った中央再転入の日を迎えました。
　新しい所属先は美浦の平井雄二厩舎。
　加藤師のところへ戻れなかったのは残念ですが、こうして彼が中央の舞台へ戻ってきたことは、加藤師をはじめ、レオタツオーに関わるすべての人々が諦めず、夢を信じ続けた結果だと思います。
　中央で10戦して勝てず、地方を18戦も戦ってわずかひとつしか勝てなかった馬を、中央へもう一度戻すなんて、そう簡単にできることじゃありません。
　マックっ仔が数を減らしていく中で、希望の灯をまた一つ点してくれた陣営には、感謝してもしきれません。レオタツオーを信じている陣営に負けないぐらいに、自分たちも彼を信じぬかなきゃ罰があたります。
　デビュー時には、ホクトスルタン閣下以上の評価を受けていた馬です。久しぶりの芝競馬で、アッと驚く走りを見せてくれるかもしれません
　彼の姿を再び目にした時には、彼に携わってきた関係者への感謝の気持ちを胸に、これまで以上の大きな声援を。