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オルフェーヴルが神戸新聞杯(GII)を制覇。三冠へ大きく前進


意思を持って描かれた線の強さ、美しさはゆるぎなく

本日行われた第59回神戸新聞杯(GII)に出走した[孫]オルフェーヴルが圧勝。三冠制覇に王手をかけました。

今日はポジションをいつもよりも前目に取り、折り合いが難しい位置取りを選択。気性面での成長を確認することはもちろん、真の王者になるために、陣営は課題を持って競馬に臨んでいるようでした。
レースは1000m 通過が1分3秒を超えるスローペースの中で、オルフェーヴルもやや力みながらもしっかりと折り合いをつけ、そして勝負所から進出を開始すると、直線入り口であっという間に前へ。直線に入ってからはまさにワンマンショーで、軽く仕掛けただけで前を一気に捉えると、最後は流す余裕も見せながら後続を封じてゴールイン。

オルフェーヴルはデビューからヤンチャ小僧で、Wish でも悪ガキ扱いしていましたが、池添騎手と池江厩舎のスタッフとが互いに手を取り合い、工夫し、彼の個性を無くさぬよう、けれども悪い所は矯正しながら、ここまでやってきました。
競馬は点でなく線で評価されるべきもの。
ある一点だけを拾って「強い、上手い、素晴らしい」ではなく、引かれてきた線の軌跡全体を捉えて「美しい」とすべき。
しっかりと引き続けた線がいよいよ最初の完結点、三冠制覇へ向かいます。

池添謙一騎手「大事な秋の緒戦で結果を出せてよかったです。ペースが相当遅かったので、ジッと我慢させました。ところどころハミを噛みましたが、うまく抜きながら走れましたし、あとは閉じ込められないように注意するだけでした。今日は4コーナーで外に膨れたり、直線で内に行ったりとまだ荒削りな面がありましたし、どこまで強くなるんだろうと思うぐらいです。今日は距離を考えながら乗りましたが、うまくいったと思います。このまま無事にいって、あとは僕がしっかり乗れば三冠を取れると思います。今日も多少余裕残しでしたし、次はもっとよくなるでしょう。ぜひ次(菊花賞)もたくさんの方々に競馬場に見に来て欲しいです」(ラジオNikkeiより)

オルフェーヴルが神戸新聞杯(GII)を制覇。三冠へ大きく前進 © JRA
© JRA

オルフェーヴルが神戸新聞杯(GII)を制覇。三冠へ大きく前進 © JRA
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[2011 09/25]

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