マイネルグロン（ゴールドシップ産駒）が王者の貫禄見せつけ、阪神スプリングジャンプ(J.GII)を制覇

本日2024年3月9日の阪神8R に行われた第26回阪神スプリングジャンプ（J.GII）障害3900m にゴールドシップ産駒のマイネルグロンとワンダークローバーが出走。
昨年の最優秀ジャンパーであるマイネルグロンが、その強さ、王者らしさを「これでもか」と他馬に見せつけ、圧勝で優勝しました。
マイネルグロンは父ゴールドシップ、母マイネヌーヴェルという血統の6歳牡馬。

実績馬ニシノデイジーなどが果敢にレースを引っ張る展開の中、マイネルグロンは終始前を射程圏内に入れながら悠々と追走していくと、最後の周回最終コーナー手前で楽々と先頭、あとは後続を突き放す一方で完膚無きまでの完勝でした。
小細工なしに勝負を挑んできたライバルたちには敬意を表さねばいけませんが、この馬のレベルはもはや段違い。

今年一年間の全勝、そしてその先へ。
オジュウチョウサンが去ったばかりのジャンプ界に現れたニューヒーローは、果たしてどんな夢を我々に見せてくれるでしょうか。

レース結果・映像はJRA公式で。

ジャンプ重賞3連勝のマイネルグロンは、通算成績を22戦6勝（ジャンプレース11戦6勝）の戦績に。
ゴールドシップ産駒は8つ目の重賞タイトル獲得で、今季14勝目、通算203勝目となりました。
[ゴールドシップ産駒 勝利一覧]

石神深一騎手
「中山大障害より折り合いで我慢できていました。仕上がりは気になるようなところはなく、不安なく競馬ができました。アクシデントだけ気をつけて、普通に回ってくれば勝てるだろうと思っていました。ケガをさせないように細心の注意を図っています。自分自身、障害レースでは、馬に負担をかけないよう、ゴール後はすぐに馬を止めるようにしているのですが、この馬はゴールをわかっているのか、すぐに止まっていました。連勝してスターと呼ばれる馬になっていってほしいと思います」

青木孝文調教師
「しっかり体調を整えてレースに送り出すのが厩舎の仕事で、レースはジョッキーに任せていました。体調の良さがレースに出たと思います。一戦一戦無事にというだけです。この先も気を抜かずにいきたいです。今日はあくまでステップでしたし、中山グランドジャンプでもいい競馬をしたいと思います」
（ラジオNikkei より）