皐月賞に出走したメイショウタバルは力出しきれずに敗れる

本日2024年4月14日の中山メイン、第84回皐月賞（GI）芝2000m にゴールドシップ産駒のメイショウタバルが出走。
スタートから押してハナを奪い、早いラップを刻みながら逃げましたが、4コーナーでいっぱいになり殿負けを喫しました。

行き脚がそれほど早いわけではなかったため、外の馬の動向次第で抑えるのかと思いきや、「周りに包まれる方が得策ではない」と判断したのか、主張してハナを切る展開に。
しかし2コーナー手前で制御が効きづらい雰囲気になり、単騎で逃げているのに1000m通過が57.5秒。
こうなるともうどうしようもなく、4コーナーでほぼいっぱいの手応えになり、自爆に近い形でレースを終えています。

パドックでは落ち着いているように見えましたが、ゲート入りを嫌っていたシーンから察するに、ノリちゃんの馬の馬体検査で、ゲート裏に長く待たされたことによる影響を誰よりも受けてしまったのかもしれません。
もちろんそれも馬の弱さの一つですが、色々と問題を抱えている現状でも毎日杯のようなパフォーマンスを見せられるのだから、今日の結果だけでこの馬の能力を疑うことはナンセンスで。

陣営がこの馬の器を壊さぬようどうやって課題を克服していくのか。
石橋守厩舎の厩舎力が問われます。

レース結果・映像はJRA公式で。

浜中俊騎手
「返し馬は落ち着いていましたが、ゲート入りに手間取ってテンションが上がってしまいました。リズム良く運ぼうと思いましたが、掛かってしまいました。力みが強かったです」
（ラジオNikkei より）