アロヒアリイがギヨームドルナノ賞を制覇。オルフェーヴルの無念背負っていざ凱旋門賞へ！

現地時間2025年8月16日にドーヴィル競馬場で行われたギヨームドルナノ賞（G2）芝2000m で、オルフェーヴル孫のアロヒアリイが優勝しました。
レースはスタートほどなくして先手を奪ったアロヒアリイが、そのまま直線も後続馬に迫られることなく、最後は逆に突き放しての完勝でした。
アロヒアリイは父ドゥラメンテ、母エスポワール（母の父オルフェーヴル）という血統の3歳牡馬。

帯同馬ではなく、本気で勝ちに行く自己条件馬、しかも1勝馬による海外遠征はなかなかの異例でしたが、前例なきところに道を造るのがオルフェーヴルの血筋ということでしょうか。
「いつかオルフェーヴルの血が入っている馬で凱旋門賞を勝ちたい」
そう語るオーナーの熱意と馬の力が重なり生み出された道筋が、あの日涙を飲んだ夢舞台の悲願へと繋がっていることを願ってやみません。

あの日の落とし物を取り返しに。
次走はもちろんロンシャンです。

レース結果・映像はFrance Galopで。

異国の地での重賞初制覇となったアロヒアリイは、この勝利で通算5戦2勝の戦績に。
オルフェーヴル・ファミリーは海外重賞初制覇で、通算4度目の重賞制覇となりました。
[オルフェーヴル・ファミリー 海外レース勝利一覧]
[メジロマックイーン・クロニクル]

クリストフ・ルメール騎手
「良馬場なら日本馬の力が発揮できるのは分かっています。普段日本ではテンの速さが足りず、良い位置を取れないことが多いのですが、フランスではペースが速くないので、出遅れても先行する形に持ち込めました。直線では本当にいい脚を使ってくれて、自分でも少し驚きました」
（競馬のおはなしより）