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現地時間2025年10月5日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門(G1)芝2400m に、エスポワールの仔でオルフェーヴルの孫アロヒアリイが出走。
スタート良く一旦は行く構えも見せましたが徐々に下げて、先行集団馬群の中で直線を迎えますが伸びきれずに16着に敗れました。
これまでも何度も見せられた日本馬が失速していく直線の画。
オルフェーヴルやスルーセブンシーズたちのように、時に夢の扉に手をかける瞬間もありましたが、今回の勝ち馬や2着馬の破壊的な脚力を見せつけられると、やっぱり欧州競馬の奥深さは凄いなと。
適正云々ありますが、超一流の馬とホースマンが集まる最高峰の舞台で勝ち切る1番の近道は、シンプルに物凄く強い馬を送り込むことで疑いはなく。
1勝馬の身でフランスへと渡り勇敢な挑戦を果たしたアロヒアリイが、この経験を糧に祖父オルフェーヴルのような唯一無二の存在へと上り詰め、そしてもう一度。
今後はいつぞやのジャムシードのように条件戦からのリスタートになりますが、一歩一歩高みを目指し、またあの大舞台に立てるように頑張ってもらいましょう。
おつかれさま。
レース結果・映像はJRA公式で。
田中博康調教師
「まずは遅くまで応援してくださったファンの方々に感謝申し上げます。レース自体はスタートも出ましたし、こちらが思い描いていたようなレースではなかったですけど、それも1つの選択として取ったことでした。それでも直線では、ジョッキーからスタミナがもう無くなっているということで、ロンシャンの2400メートルを走り切る作りができなかったのだなと思っています。走り自体に違和感があるとか、道中アロヒアリイが走りづらかったという話ではありませんでしたので、一概に馬場だけが原因だとは思っておらず、それ以外のところも次に向けて十分見直せることがあるのではないかと思っています。凱旋門賞のパドックも含めて、日本とは全然違う環境の中で堂々としていましたので、精神面での成長が見られました。ただ、フィジカル的なところではまだ足りない部分もありますし、今後補わなければならない部分が見えてきたので、日本に帰ってその課題と向き合っていきたいなと思っています」クリストフ・ルメール騎手
「良いスタートをして、4から5番手の良いポジションを取れましたが不利があり、少しポジションを下げました。こういう走りにくい馬場で力が段々無くなりました。直線まで手応えは良かったのですが、ペースが上がった時に加速することができなかったです。残念ながら今日の馬場は重かったですし、馬がこういう馬場に慣れておらず彼にとっては大変でした。また日本で頑張ります」
(JRA より)