望む結果は得られずとも、今季の歩みには胸を張って（有馬記念結果）

本日2025年12月28日に中山競馬場で行われた第70回有馬記念（G1）芝2500m に、ゴールドシップ産駒のマイネルエンペラーとメイショウタバルが出走。
スタートで先手を主張して来た馬を行かせてメイショウタバルが3番手、マイネルエンペラーが先行集団外で1周目スタンド前を迎えると、行きたがり始めたメイショウタバルを宥めるように鞍上が外へ外へと馬を運びますが、収まり切らずに2周目1コーナー過ぎでハナへ、先頭に立ってからはいつもの雰囲気でしたが、直線での余力はなくメイショウタバルが13着、4コーナーをいい形で迎えたマイネルエンペラーは直線伸びきれず9着に敗れました。

外からミステリーウェイが先手を主張する形は容易に想像できましたが、コスモキュランダがそこに加わってきたのは想定外だったでしょうか。
今年1年の経験もあり、序盤で自分の形が取れない中でも暴走せずにそれなりに我慢して走っていましたが、今日のところは強さと弱さがまだまだ同居していることを露呈する結果となりました。
それでも「この先どうなってしまうのか」と不安で仕方なかった年頭から、年末までにここまで進化してくれたことは本当に素晴らしく、馬自身の頑張りと、懸命に改善をはかり続けた陣営の努力には改めて拍手を送りたいです。
長期休み明けながら良い走りを見せてくれたマイネルエンペラーともども、来年の更なる飛躍を期待したいところです。

レース結果・映像はJRA公式で。

マイネルエンペラー：丹内祐次騎手
「流れに乗ってうまく運べました。いい頃ならあそこからもっとはじけてくれるんですが……」

メイショウタバル：武豊騎手
「残念でしたね。馬の状態は良かったと思う。やっぱ少し難しいところがありますね。途中かかったな……。ハマれば強いけど、もろさもあります。また来年頑張ります」
（東スポ競馬より）