メジロマックイーン関連ニュース
フェアエールングの現役引退が発表されました。
同馬を所有するラフィアンターフマンクラブによれば、「レース後、疲労が感じられる状態で休養の必要がありそうな状況」とのことで、来年6歳を迎えるタイミングということもあり、ここで現役生活にお別れを告げることになりました。
フェアエールングは、ゴールドシップの4世代目として2022年7月の福島新馬戦でデビュー。
初陣を鮮やかに勝利して競走馬生活をスタートさせると(記事1)、クラシック路線には縁がなかったものの、じわじわと力を付けていき、そして昨年夏からはこの馬のハイライトシーンが訪れます。
2024年夏の札幌競馬で3勝クラスを勝ち上がると、福島記念で牡馬に混じって2着、そして明けて2025年1月の小倉牝馬ステークスで待望の重賞制覇(記事2)。
その後も福島牝馬ステークス、クイーンステークスと牝馬限定戦で安定した力を見せると、オールカマーでは男馬の強豪揃った中で堂々たる競馬を見せてくれました(記事3)。
大きな期待を持って迎えられた本番のエリザベス女王杯は思ったほどの着順を得られず、てっきり来年も現役を続けるものだと思っていたのですが、牝馬にとっては子供を数多く残していくのも大切な仕事になります。
冷静に考えれば、ここでパッと潔く現役を退くのも悪くないタイミングなのかもしれません。
今後はビッグレッドグループで繁殖牝馬となる予定とのこと。
果たせなかったもう一つ上のタイトル獲得、クラシックへの夢は、子供達が紡いでいくことになります。
おつかれさまでした。
[ゴールドシップ産駒の繁殖牝馬]
[ゴールドシップ 2020年産駒]
[2025 11/20]