リヤンドファミユが種牡馬引退

リヤンドファミユの種牡馬引退が明らかになりました。

ドリームジャーニーやオルフェーヴルたちの弟という血統的な期待通りに若駒ステークスを制し（参考記事1）、クラシックへの展望も大きく開けましたが、レース後に骨折が判明（参考記事2）。
成長期における軽くない骨折だっただけに、その後は苦しい現役生活となってしまいましたが、それでも2勝をあげてオープン入りするなど、偉大な兄たちに負けない「意地」を見せてくれました。

現役引退後はクラウドファウンディングの活用によって種牡馬入り。
全く同じ血統を持つ兄たちが種牡馬として活躍中、さらにはステイゴールド直子、サンデーサイレンス系の種牡馬も沢山いる中で、当初から自分のアピールポイント・立ち位置を明確するのが難しい状況でしたが、地方で勝ち馬を送り出すなど、懸命の頑張りは光っていました。

今後は乗馬に転身するとのこと。

現状は彼の名をさらに輝かせるような種牡馬成績とはなっていませんが、自身の血が後世に一粒でも残れば、これもまた意味のある闘いだったことになります。
願わくば、一頭でも繁殖入りしてくれることを。
そして彼が無事に乗馬として余生を過ごせますように。